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2021.06.18

人は見た目が9割。ノンバーバル(非言語)コミュニケーションの重要性。

ファッションとは人とのコミュニケーションを円滑にするツールです。それは決して大げさな話ではなく、実際のところ人は「見た目」でその人のことを判断します。どんな人間で、何が好きで、どんな性格なのか。専門的な知識がなくても、それらのことは人の潜在意識の中に強く埋め込まれます。実際に知覚できる情報の90%は視覚から得られていると言われ、その人の見た目がいかに大事かわかります。しかし、ここで間違えてはいけないのが、あくまで、見た目が大事というだけで、何もファッションにお金と時間をかけて、そこに全力を注ぐことが大事というわけではありません。見た目が大事だからこそ、ファッションを通じていかに自分を表現し、どんな印象を相手に持ってもらいたいかを考えてこそだと思います。もちろんブランド物や高価なスーツでもいいですし、ファストファッションでも関係ありません。人とのコミュニケーションにおいてファッションをどう使うかが大事なのではないでしょうか。

例えばアップルの創業者であるスティーブ・ジョブズは同じセーターとジーパンを何十着もクローゼットに入れていたという逸話が有名ですが、誰しもがその格好でいいかというわけではなく、彼ほどの人間は服を選ぶその5分の時間が莫大な利益をもたらす可能性もあるわけで、その目的のために削ぎ落としていったのがあの形なのです。つまり決して服に無頓着なわけではなく、彼の目的に応じたこだわりがあのファッションということです。彼はその目的を達成し、数々の偉業を成し遂げてきました。服に関する話で、その他にも面白い例があります。「すべらない話」で千原ジュニアさんが披露した松本人志さんの浴衣の話。後輩と行った温泉旅館で、浴衣で朝食会場に行ったところ旅館のスタッフから「浴衣での朝食はご遠慮ください、私服でお願いします」と言われ、「俺の私服が浴衣やったらどうすんねん」と切り返し、結局浴衣で朝食を食べたというお話。「松本人志」というトップ芸人にとっては日々巻き起こる不可思議な出来事や理不尽なことが笑いの種であり、ある意味彼にとって「ファッション」とは「笑い」を生むというその目的のためにあると行っても過言ではありません。ではそこまでとは行かなくても、一般庶民はファッションをどう考えればいいのでしょうか。

ファッションとは良好なコミュニケーションを生むツール

ファッションとは自分がどんな価値観を持っているか、何に興味があるか、価値基準は何かを表明する手段です。それはつまり、コントロール可能な非言語のコミュニケーションツールです。大事なのは自分が外見で何を表現するか、そして相手が何を表現しているのかを読み取ること。普段の生活ではもちろん、ビジネスシーンではもっと重要になってきます。例えば思春期真っ只中の娘がいる家庭にいるお父さんが、娘から避けられる、一緒に歩きたくないと言われていることって多いですよね。もちろん多感な時期に父親を避ける傾向にはありますが、心理的に自分の理想の父親にいいイメージを持てなかった場合、それを拒絶するようになるともいわれています。これはある意味では仕方のないことですが、周りを見渡すと結構父親にもその原因はありそうです。そんな悩みを抱えている人に限って、ヨレヨレの観光地のTシャツ、ずっと履き続けているジーパン、ボロボロの靴を履いていたりします。そんなおじさんは多感な女子が一緒に歩きたくないと思って当然じゃないでしょうか。決してブランド物を着ろと言うわけではなく、特に服に興味がないという場合、ユニクロやGUなど安くて良いものを清潔に着れば良いのです。ジーパンもボロボロになるまで履き続ける必要はなく、ワンシーズンでどんどん新調すればいい。前述したとおりファッションとは非言語のコミュニケーションであり、あなたと会う時はちゃんと身だしなみに気を使っているということを表現することで、人間関係を円滑にできる場合もあります。ビジネスシーンでも同じで、一流と呼ばれる人たちは身だしなみも一流です。何もブランド品だから高い服だから良いということではなく、本質的に価値のあるものに投資する重要性を理解しているからです。

見た目よりも機能性や合理性を重視する人もいれば、ブランド品を身にまとい自分を高め価値を感じるものにはお金を惜しまないという人もいます。大事なのは、そういう人物と対峙したときに、相手を理解し自分はその人物に対し、何を提供できるのかを考えて行動できるかということです。何が何でもおしゃれになる必要もないし、変に自分を高見せする必要はありません。しかし知識があれば円滑なコミュニケーションを築くきっかけになることは間違いありません。

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