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2021.09.23

長良川の天然鮎を思いっきり堪能する「やな」体験

岐阜県を縦断する日本三大清流のひとつ、長良川。伊勢湾まで全長約166㎞を流れ、名水100選にも選ばれています。そんな長良川の水の美しさを象徴するのが清流の女王ともいわれる鮎。長良川の鵜飼は1300年以上の歴史と伝統があり今では世界的に有名な観光名所としても知られています。

鮎が餌とするのは主に上質なコケ。しかしそんな上質なコケは川が美しくなければ育ちません。太陽光がコケの生える石までしっかりと届く必要があり、川の水が濁っているとコケが生えず鮎も生息することはできなくなってしまいます。

そんな鮎は海と川を行き来する回遊魚。秋に孵化し海に出て、冬の間は海で過ごします。春になると群れを作って川をのぼり、中流から上流域へ向かいます。そして夏に成長し、秋になると川を下り川の中流で産卵して一生を終えます。一年を通して成長していくので、またその味わいもさまざま。季節によって味の変化が楽しめます。6月~7月は若鮎とよばれ、柔らかい身が特徴。さわやかな風味を楽しむことが出来ます。7月~8月にかけては体長20㎝ほどに成長し、最も脂ののった香り豊かな鮎を味わえます。8月から10月にかけては落ち鮎とよばれ、産卵のために川を下る鮎を食べられます。身と卵を同時に楽しめる甘露煮や田楽がおすすめです。

そんな鮎の漁のひとつヤナ漁は8月から10月にかけて行われてきました。産卵のために川を下る鮎をとるための仕掛けのことで急流な瀬に堤を設け中央に水路をあけます。そこに石積や土台の組み立てをして、竹を張るという大掛かりな河川工事を行います。そんな珍しいヤナ漁の体験ができるのが岐阜県郡上市にある「みやちか」さん。川が増水した際には夜を通して鮎があがり一夜にして数万匹とれることもあるそう。

ヤナで獲った天然鮎を活かしたまま、いけすに運び72時間、山水で飼い、おなかをろ過します。その後締めて専用の冷凍庫で保管する作業をすべて手作業で行っています。天然の鮎を美味しくいただけるのは長年の研究と独自の技術のたまものなんだそう。

こちらではお食事をした方は無料でヤナ体験が出来るので、ぜひ天然鮎のコースを召し上がっていただきたいところ。塩焼きはもちろん、素揚げや甘露煮そして活け造りなど様々な味わいを楽しめますよ。

全国で唯一商標登録された郡上鮎。ブランドの価値も年々上がり続けており、初競りでは1㎏48,000円の値がつくほど。そんな郡上水域でとれる天然鮎をぜひ味わってみてはいかがでしょうか。

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