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2021.07.12

スタバの開発者も唸った!?滋賀県の渋い魅力の数々

6月30日からスターバックスコーヒーで日本上陸25周年を記念したご当地フラペチーノが発売されました。各都道府県でしか味わえない限定「47 JIMOTO フラペチーノ」。気になったのは企画が発表されてからのTwitterでの反響。さまざまな意見が出る中、滋賀県出身で歌手の西川貴教氏はこの企画に対し「何もなくてスミマセン」とツイート。実は滋賀県のご当地フラペチーノというのが・・・

「滋賀 びわブルー シトラスクリームフラペチーノ」

広島では瀬戸内レモン、愛知ではあんこ、福岡では八女茶など各地の名産品をフラペチーノに取り込み、様々なアイデア商品があるなか、同商品は「琵琶湖を写実的に表現」したんだとか。なんと見た目で勝負とは、さすがスターバックス、脱帽です。しかし、滋賀の名誉のために行っておきますが、決して滋賀に特産品が無いわけではないのです。たまたま、フラペチーノと相性のいいモノがなかっただけなのです!今回はそんな激シブな滋賀の魅力を掘り下げていきますよ。

さすがのスタバもお手上げ!?な滋賀の特産品

滋賀の特産品といえば、鮒ずしです。そうです臭いです。流石にこれはフラペチーノにはなりません。しかし、日本を代表する高級郷土料理であることに間違いはありません。確かに好き嫌いは完全に分かれますが、一度ハマれば抜けられないその味。子持ちの鮒ずしなど、この上ない美味です。鮒ずしは琵琶湖のニゴロブナを使い、白飯と塩を使って発酵させます。炊いたお米を使い、手間と時間がかかる上、ニゴロブナの高騰もあり高級料理となっていますが、田舎では各家庭で鮒ずしを作っているんです。それぞれに味の違いがあり、市販のものでは物足りないというツウは機会があればぜひ食べ比べてみていただきたい一品です。他にも、刺し網漁の一種、小糸漁で捕れた琵琶湖の小あゆを酒と醤油で甘く似た郷土料理「小あゆ煮」。琵琶湖の鮎は成長しても10cmほどにしかならないことから小あゆと呼ばれています。ウロコが細くなめらかで、まるごと食べるのに適しており、マリネや南蛮漬けとの相性も抜群。ほろ苦さもありますが、柔らかく独特の旨味があるのが特徴。佃煮は甘さの中にビターな味わいがあり、小あゆフラペチーノもあながち無い話ではないけど・・・と思わざるを得ない美味しさです。
そして滋賀といえば近江牛。これは言わずとしれた特産品で日本三大和牛のひとつ。これはフラペチーノではなく普通に食べるのが一番です。
滋賀県はそもそも面積が全国で10番目に狭く、その上産地も多く、何より6分の1を琵琶湖が占めています。実際に見てみると、農作物も豊富で、野菜からフルーツまで様々な食材が楽しめます。数字的なインパクトこそありませんが、昔ながらの景色にも溢れ、風光明媚な土地であり、色々あっても、何もなくてスミマセンと言えちゃう優れた県民性、それが滋賀なのです。

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